年賀状じまいを考えていても、「急にやめたら失礼ではないか」と迷うことがあります。親戚には何と書けばよいか、悩む人もいるでしょう。大切なのは、年賀状を終える理由を詳しく説明することではありません。相手と今後どうつながりたいかを、先に決めます。
年賀状じまいは、関係を終わらせる宣言とは限りません。年賀状での挨拶だけを終える人もいます。今後も会いたい人や連絡を取りたい人には、その気持ちが伝わる一文を残せます。

年賀状じまいで先に決めるのは、やめる理由ではなく今後のつながり方
「高齢になったから」「忙しくなったから」と、理由を書かなくても構いません。説明が長くなると、相手は何と返せばよいか迷うことがあります。まず、年賀状を終えても連絡を続けたい相手を分けます。挨拶をここで一区切りにしたい相手も分けます。
この違いが決まると、文面は短くなります。連絡を続けたいなら、連絡方法を一つ添えます。区切りにしたいなら、これまでのお礼だけを丁寧に伝えます。理由を強く言い切らない方が、相手との関係に合うこともあります。

【メモ】
全員に同じ言葉を送る必要はありません。年賀状じまいの目的は、文章をそろえることではありません。相手に合わない終わらせ方を避けることです。
相手を三つに分けると、伝える言葉の温度が決まる
宛名を見ながら一人ずつ文面を考えると、作業が進みません。先に相手を大まかに三つへ分けます。関係の近さだけで決める必要はありません。年賀状の後にどの程度つながりたいかで考えると、無理なく分けられます。
| 相手とのつながり | 伝えたいこと | 文面の方向 |
|---|---|---|
| これからも会う・連絡する相手。 | 年賀状は終えるが、関係は続けたい。 | お礼の後に、連絡方法や再会への気持ちを添える。 |
| 親戚・年上の知人。 | 礼を欠かさず、挨拶の形だけを変えたい。 | これまでのお礼と、幸せを願う言葉を中心にする。 |
| 以前の職場・しばらく会っていない相手。 | 年賀状での挨拶を一区切りにしたい。 | 簡潔なお礼と、年始の挨拶で終える。 |
迷う相手は、すぐに決めなくて構いません。その人だけは保留にして、先に文面が決まる相手から書きます。全員分を同時に終えようとしない方が、言葉が雑になりにくくなります。
文面は「お礼・変更・これから」の三文で足りる
年賀状じまいの文面を長くすると、理由の説明や言い訳のように見えることがあります。伝える内容は三つで十分です。これまでのお礼、年賀状での挨拶を終えること、今後についての一言です。

近しい相手に伝える時の骨組み
「これまで年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。今後は年賀状でのご挨拶を控えることにしました。これからも折に触れてお話しできればうれしく思います。」
挨拶を一区切りにしたい時の骨組み
「これまで長く年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
上の文は、そのまま使うための正解ではありません。相手の呼び方や、自分らしい言葉に置き換えてください。今後も会う相手には、再会への気持ちを添えられます。例えば、「またお会いできるのを楽しみにしています」という一文です。終わらせる印象が和らぎます。
年賀状として出すなら、その年の差出時期を確認する
年賀状じまいを年賀状で伝えるなら、通常の年始の挨拶と同じように準備します。ただし、年賀状の引受開始日や元日に届けるための目安は、年ごとに日本郵便が案内します。昨年の日程を、そのまま使わない方が安心です。
郵送前の確認先
年賀状の引受開始日や差出時期は、日本郵便の年賀状に関する案内で確認してください。通常はがきとして送る場合は、日本郵便のはがき案内で料金を確認できます。
書き始める前に、三人分だけ下書きする
最初から宛名全員分を書こうとすると、年賀状じまい自体が重くなります。まず、これからも連絡したい人を一人選びます。親戚や年上の知人も一人選びます。区切りにしたい人も一人選びます。それぞれ一文ずつ下書きします。言葉の強さが自分の気持ちに合うかを見てください。

最初の一歩
宛名の一覧から、これからも会う人を一人選びます。その人に残したい言葉を一文だけ書きます。次に、挨拶を一区切りにしたい人を一人選び、お礼だけを書きます。二通分の下書きができれば、残りの相手も分けやすくなります。
作成・更新メモ
この記事は、日本郵便の年賀状の引受時期とはがきの案内を確認して作成しました。年賀状じまいの文面に、唯一の正解があるとは考えていません。相手との今後のつながり方から言葉を選ぶ判断順を、当サイトで整理しています。
最終確認日:2026年7月29日
